社交ダンス(ボールルームダンス)の種類一覧|パーティダンスについても紹介

<この記事の3つのポイント>

  • 社交ダンスはボールルームダンスやソシアルダンスとも呼ばれるが、基本的に同じダンスを指す
  • 社交ダンスは男女が優雅に踊るボールルームと、情熱的でリズミカルな動きのラテンがある
  • 社交ダンスは種目ごとに使用される音楽のリズムやテンポが異なり、踊り方や表現も大きく変わる

社交ダンスには、優雅なボールルームや情熱的なラテンなどさまざまな種類があります。
本記事では、社交ダンスの代表種目や特徴、初心者向けダンス、使用される音楽についてわかりやすく解説します。
今後社交ダンスを始めたい方もぜひ参考にしてください。

1.社交ダンス=ボールルームダンス

社交ダンスは「ボールルームダンス」や「ソシアルダンス」とも呼ばれており、基本的にはすべて同じダンスを指します。イギリスではボールルームダンスという名称が一般的で、日本で明治時代に伝わった際「社交ダンス」と訳され広まりました。

社交ダンスは、ヨーロッパの宮廷で行われていた舞踏会が起源とされています。イギリスで各国のダンス文化を取り入れながら体系化され、現在の社交ダンスとして確立しました。

日本では、現在も「社交ダンス」という呼び方が広く使われていますが、近年は世界基準に合わせて「ボールルームダンス」という名称を使用する場面も増えています。呼び方は異なりますが、内容に違いはありません。

2.社交ダンスの種類は大きく2つ

社交ダンスは、大きく「ボールルーム」と「ラテン」の2種類に分かれます。

ボールルームはかつてスタンダードやモダンと呼ばれていましたが、現在はボールルームという呼称が一般的です。男女が組んで優雅に踊るスタイルを指します。衣装は、女性がロングドレス、男性は燕尾服が主流です。

一方、ラテンは情熱的でリズミカルな動きに特徴があります。女性は露出度の高いドレス、男性はワイルドな衣装を着用することが多いです。

3.ボールルームの種類

ボールルームは、男女がホールドを組み、一体となって踊るのが特徴の社交ダンスです。

以下の5種類があります。

  • ワルツ
  • タンゴ
  • スローフォックストロット
  • クイックステップ
  • ウィンナ-ワルツ

それぞれのテンポや表現方法について本章で詳しく見ていきましょう。

1.ワルツ

ワルツは、ゆったりとした3拍子と滑らかな上下動が特徴のダンスです。社交ダンスの代表的な種目として知られています。

ボールルームの中でも特に人気が高く、優雅に回転しながら踊る姿が魅力です。テンポも比較的ゆるやかで、ウィンナーワルツと区別するため「スローワルツ(イングリッシュワルツ)」と呼ばれることもあります。

2.タンゴ

タンゴは、情熱的で力強い動きが特徴のダンスです。ボールルーム種目の中では比較的激しく踊るスタイルで、スピード感や静と動のメリハリを楽しめます。

特に、ネックアクションと呼ばれる首の動きが多用される点が特徴で、鋭い表現が印象的です。移動量も多く、フロア全体を大きく使って踊ります。

ワルツのような上下の動きがないため比較的踊りやすく、初心者向けの種目として最初に習うケースもあるダンスです。

3.スローフォックストロット

スローフォックストロットは、流れるように滑らかに移動するのが特徴のダンスです。ステップの切れ目を感じさせない優雅な動きから「お花畑の上を滑るように踊る」と表現されることもあります。

ワルツと似た雰囲気がありますが、回転が少なくゆったりした曲調に合わせて踊るため、細かなバランスや滑らかさが求められます。見た目以上に難易度が高い種目です。

なお、名前が長いため「スロー」と略して呼ばれることもあります。

4.クイックステップ

クイックステップは、飛んだり跳ねたり走ったりする動きが特徴のダンスです。細かいリズムでステップを刻みながら、アップテンポな曲に合わせてフロアを縦横無尽に動き回るため、見応えのあるダイナミックな種目です。

緩急の変化が多く難易度は高めですが、踊り手も観客も盛り上がりやすく、競技会でも人気があります。

5.ウィンナーワルツ

ウィンナーワルツは、3拍子で踊るワルツの一種ですが、通常のワルツよりテンポが速いのが特徴です。別名「ヴェニーズワルツ」とも呼ばれ、ウィーンの宮廷舞踏会から発展した歴史があります。

また、細かなリズムに合わせて回転を繰り返しながら踊り、上下運動を抑えて頭の高さを一定に保つ点も特徴です。多くのカップルが一斉に踊る姿は、まるで舞踏会のような華やかさがあります。

一方で、速いテンポで回転し続けるため、ボールルーム種目の中でも難易度は高めといえるでしょう。

4.ラテンの種類

ラテンは、感情を大きく表現しながら踊る華やかなダンスジャンルです。男女が離れて踊る場面も多く、リズム感や表現力が重視されます。

主な種目は以下の5種類です。

  • チャチャチャ
  • サンバ
  • ルンバ
  • パソドブレ
  • ジャイブ

それぞれ曲調や動きが異なり、ラテンならではの魅力を楽しめます。ラテンのダンスについては以下の記事で詳しくまとめているので、本記事と併せてご覧ください。

関連記事:社交ダンスのラテンの種類一覧 | 5種目の特徴を解説

5.社交ダンスで使用される音楽の特徴

社交ダンスでは、種目ごとに使用される音楽のリズムやテンポが異なります。ダンスの動きは音楽と密接に結びついており、拍子や曲調によって踊り方や表現も大きく変わります。

主な種目と拍子は以下のとおりです。

種目主な拍子
ワルツ3拍子
タンゴ2拍子または2/4拍子
スローフォックストロット4拍子
クイックステップ4拍子
ウィンナーヴェニーズワルツ3拍子
チャチャチャ4拍子
サンバ2拍子
ルンバ4拍子
ジャイブ4拍子
パソドブレ2拍子

また社交ダンスでは、定番曲も多く存在します。たとえばワルツでは、ヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」や「皇帝ワルツ」が有名です。優雅なメロディーがワルツの魅力を引き立てます。

タンゴでは、アストル・ピアソラの「リベルタンゴ」が代表曲として知られていることが多いでしょう。情熱的なリズムが、タンゴ特有の緊張感を演出します。

さらに、フォックストロットではフランク・シナトラの「Fly Me to the Moon」や、現代曲ではエド・シーランの「Perfect」などが社交ダンスで使用される傾向にあります。クラシックからポップスまで幅広い音楽で楽しめる点も、社交ダンスの魅力です。

6.パーティ等で躍られる種目(初心者向け)

社交ダンスには競技会で踊られる種目以外にも、パーティや初心者向けレッスンで親しまれているダンスがあります。現在では踊られる機会が減った種目もありますが、ステップがシンプルで覚えやすく、入門用として使われることも少なくありません。

特にジルバやブルースは、初めて社交ダンスに触れる方でも挑戦しやすい種目です。順番に見ていきましょう。

1.ジルバ

ジルバは、軽快なリズムに合わせて楽しく踊るダンスです。男女が手をつなぎ、近づいたり離れたりしながら踊るスタイルが特徴です。

比較的シンプルなステップで構成されているため、初心者向けの入門ダンスとして親しまれてきました。現在では踊られる場面は以前より減っていますが、パーティでは今でも楽しまれることがあります。

また、ジルバは日本独自に発展した種目のため、海外のインターナショナルスタイルではあまり用いられていません。

2.スクエアルンバ

スクエアルンバは、ルンバのリズムに合わせて前後左右へ移動しながら踊るダンスです。ボックスルンバと呼ばれることもあり、男女が向かい合うように組み、ゆったりしたテンポで踊る点が特徴です。

基本ステップがシンプルで覚えやすいため、社交ダンス初心者向けの種目として親しまれてきました。現在のインターナショナルスタイルでは踊られる機会は少なくなっていますが、入門レッスンなどで扱われることがあります。

3.マンボ

マンボは、男女が向かい合い、リズムを少しずらしながら踊るダンスです。男性が先に動き、女性が動きを追いかけるように踊る独特のスタイルが特徴です。

軽快な音楽に合わせて踊る楽しさがあり、ステップも比較的シンプルなため、初心者向けとして取り入れられることもあります。

現在のインターナショナルスタイルでは踊られる機会は少ないものの、社交ダンスの基礎に触れる種目として親しまれています。

4.ブルース

ブルースは、ゆったりとした音楽に合わせて踊るダンスです。男女が軽く組み、体を揺らしながらジグザグに移動するように踊ります。

落ち着いたテンポでステップもシンプルなため、社交ダンス初心者が最初に学ぶ種目として使われることも少なくありません。組んで踊る感覚や基本姿勢を身につけやすい点も魅力です。

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社交ダンスには、優雅なボールルームや情熱的なラテンなど、さまざまな種類があります。それぞれ音楽や動き、表現方法が異なるため、自分に合った種目を見つけることが社交ダンスを楽しむポイントです。

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